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便秘がある人 死亡や心血管疾患のリスクが高く

日経Gooday

便秘がある人は、便秘のない人に比べて、死亡のリスクや心血管疾患(心筋梗塞、脳卒中などの心臓・血管系の病気)の発症リスクが高いことが、米国の退役軍人300万人以上を対象に行われた研究で示されました。

■便秘と診断されていた人とそうでない人を比較

便秘に悩む人は多いものの、自然に改善することも多く、便秘自体は深刻な病気とは考えられていません。ただし、慢性化すると生活の質が低下し、社会参加が妨げられることもあります。

これまでにも、慢性の便秘と死亡や心血管疾患の関係を調べた研究はいくつか行われていましたが、一貫した結果は得られていませんでした。

今回、米国テネシー大学ヘルスサイエンスセンターの住田圭一氏らは、米国の退役軍人335万9653人(平均年齢59.8歳、93.2%が男性)の情報を分析し、便秘と死亡や心血管疾患の関係を調べました。

便秘の定義は、「医師から、30日以上の便秘薬の処方を、60~365日の間隔をおいて2回以上受けていた場合」、または、「60日を超える間隔をおいて、2回以上便秘と診断されていた場合」としました。

対象者を6.7年(中央値)追跡し、あらゆる原因による死亡、心臓の冠動脈が狭くなって起こる冠動脈疾患(心筋梗塞や狭心症)、虚血性脳卒中(以下、脳梗塞)[注1]の発生の有無を調べました。追跡期間中に59万7780人が死亡しており、6万8076人が冠動脈疾患を、6万3371人が脳梗塞を経験していました。

性別や年齢、抱えている病気、処方薬の使用、社会的な地位や経済状況など、分析結果に影響を及ぼす可能性のある要因を考慮した上で、便秘患者と便秘ではない人々を比較したところ、便秘患者では、便秘のない人に比べて、あらゆる原因による死亡、冠動脈疾患、脳梗塞の全てにおいてリスクの上昇が見られました(表1)。死亡リスクは12%、冠動脈疾患の発症リスクは11%、脳梗塞の発症リスクは19%上昇していました。

冠動脈疾患:心筋梗塞や狭心症(データ出典:Atherosclerosis. 2018 Dec 23;281:114-120.)

1種類の便秘薬を使用していた患者にも、2種類以上の便秘薬を使用していた患者にもリスク上昇が認められました。処方されている便秘薬の数が増えるほどリスクが高くなるという傾向は見られませんでした。

コチラ⇒https://style.nikkei.com/article/DGXMZO42517900V10C19A3000000

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